こどもの診療内容
当院の院長は、小児科専門医・アレルギー専門医です。
専門的な知識と、小児の最先端医療の経験を活かして、より質の高い医療を提供します。
小児科
小児科専門医の院長が、0歳の赤ちゃんから診察をしています。こどもには、特有の病状の変化やかかりやすい病気があるため、小さな症状も見逃さないよう丁寧に診察をします。
お子さんの体の変化、成長のこと、育児のことなど気になることがありましたら、些細なことでも結構ですのでどうぞお気軽にご相談ください。かかりつけ医として郡上のこども達の健康管理のお手伝いをさせて頂きたいと思っています。
どんな症状を
診てもらえるの?
- 熱がある
- 咳が出る
- 鼻水が出る
- お腹が痛い
- 下痢をした
- 嘔吐をした
- 頭が痛い
- 耳が痛い
- 目が痛い
- ケガをした
- 湿疹が出た
- 肌荒れ

小児科専門医として内科の症状はもちろんのこと、眼、耳、皮膚、ケガなどのトラブルも診察します。お子さんに気になる症状があればまずは当院にご相談ください。
他科での対応が必要な時には、適切な病院を紹介しますので、ご安心ください。
頭のかたち外来
頭のかたち外来では、斜頭や短頭(絶壁頭)など赤ちゃんの頭のゆがみに対して理学療法の指導(体位変換・タミータイム)やヘルメット治療を行い、頭の形を改善していきます。
頭のかたちが気になる方は当院の頭のかたち外来にてフォローさせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。

頭のかたち外来は予約制となっております。お電話もしくは窓口にてご予約ください。
初回相談は
木・金曜日 14:30-15:00
頭のゆがみについて
頭のゆがみには「斜頭症」「短頭症(絶壁頭)」「長頭症」と3つのパターンがあります。これらの原因の多くは、寝ぐせ、子宮内や産道を通るときの圧迫など、病気ではない外力によります。寝ぐせでは頭を常に同じ位置に向けて寝るために接地面の成長が抑えられてしまい、成長に偏りが出ることで頭のゆがみが発生します。
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斜頭
平行四辺形に見え、耳の位置についても左右差が発生する場合があります。寝るときの向き癖や斜頭のある赤ちゃんに見られます。
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短頭
あおむけ寝の時間が多い赤ちゃんに見られ、頭の前後の長さが通常より短いのが特徴です。
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長頭
頭の前後の長さが横幅よりもあり、横向きの姿勢が多い赤ちゃんによく見られます。
基本的に脳の成長や精神発達に大きな影響を与えることはないと言われていますが、将来的に顔面や耳の左右差が発生し、噛み合わせ、視力、眼鏡がかけにくい等の問題が発生する可能性があります。
どんな治療方法があるの?
頭のかたちを改善する方法には「体位変換」「タミータイム」の理学療法と「ヘルメット治療」があります。
体位変換
向き癖を改善することにより頭にかかる圧力を左右均等にすることが目的です。向きが同一方向になっている際にはバランスよくなるように変えます。
方法
- 寝る際の頭と足の方向
- 抱っこする腕
- 授乳の際の方向
- 話しかける方向
うつ伏せ寝は呼吸ができなくなる可能性があるため、寝かせるときは必ず仰向け寝にします。
タミータイム
(うつ伏せ運動)
赤ちゃんが起きているタイミングに、赤ちゃんをうつ伏せにして過ごす方法です。
頭、首、上半身の筋肉の発達を促進するため、一定箇所への圧力がかかることを防ぎます。
方法
- 多くの赤ちゃんが最初はうつ伏せの姿勢に抵 抗感を示すため、まずはお母さんの胸やお腹、膝の上に赤ちゃんをうつ伏せにすることから始めましょう。
- 慣れてきたらおもちゃや絵本で興味を引き、うつ伏せ運動を行います。
窒息を回避するため、固いマットや床の上で、必ず保護者がみている環境下の元で行ってください。
ヘルメット治療
赤ちゃんに頭蓋形状矯正ヘルメットを装着し、頭の成長を調整する方法です。1998年に米国で初めて医療機器として承認され、日本では2018年に承認された治療法になります。治療期間は、主に治療開始時の赤ちゃんの月齢によって異なります。(早く開始するほど、短い期間で終了できます)
ヘルメット治療について
ヘルメット治療ではまず、赤ちゃん一人ひとりの頭の形に合わせたフルオーダーメイドのヘルメットを制作します。装着後、成長していない部分の成長を促し、早く成長している部分には成長を待機してもらうことで頭の形を改善していく設計です。
ヘルメット治療は、頭に圧力をかけて形を変形させるものではありません。


当院ではベビーバンドを
導入しています
ベビーバンドは、赤ちゃんの頭のゆがみの治療に用いられる 日本製の頭蓋形状矯正ヘルメットです。通気性の高い構造と高機能クッションを備え、赤ちゃんの頭をやさしくつつみます。外出しやすい、かわいくおしゃれな複数のデザインを用意しています。
※ベビーバンドは2022年に医療機器として承認を取得しています。(医療機器承認番号:30400BZX00090000)

ベビーバンドの特徴
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オーダーメイド
高精度の3Dスキャナで設計された頭のデータを元に、一人ひとりの頭の形状にあったヘルメットを設計・製造します。
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高い通気性
頭のかたちに応じてシェル、クッション全体に小さな通気孔を配置し、一部には吸水・速乾性の高い素材を採用することで高い通気性を確保しています。
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清潔
クッションは簡単に取り外しができ、ネットを使用の上洗濯機で洗うことができます。また、ヘルメットは水洗い可能なため、いつでもヘルメットを清潔に保つことができます。
治療の流れ


対象
生後3〜4か月以降(首座り後)のお子様で、体位変換とタミータイムなどの指導によっても頭蓋変形が改善せず、医師より医療説明を受けヘルメット治療を選択された方。
頭の形についてのご相談のみの予約も受け付けています。
ヘルメット治療料金
33万円(自費診療)※税込
※初回相談は保険適応になります。乳幼児医療の方は無料になります。
※3Dスキャン撮影費用、頭蓋形状矯正ヘルメット「ベビーバンド」制作費、治療終了までの診察代(回数制限なし)を含みます。
※医療費控除対象のヘルメット治療です。医師が常に介在する治療システムのため、医療費控除の対象になります。確定申告の際に申請を行ってください。最終的に申請内容が容認されるかは各税務署の判断になりますのでご留意ください。
お支払いについて
現金または表示のクレジットカード決済をご利用いただけます。

よくあるご質問
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頭の形を改善する方法はありますか?
体位変換とタミータイム(うつ伏せ運動)の理学療法とヘルメット治療があります。体位変換やタミータイムは赤ちゃんの頭が同じ方向で圧を受けないようにおこないます。月齢3ヶ月未満でこれらを適切におこなえば、頭のゆがみが改善することがあるとされていますが、重度のゆがみの場合は自然治癒が難しいという研究結果があります。
なお、ドーナツ枕などの矯正用枕の効果は不明です。 -
ヘルメット治療の対象月齢はありますか?
首すわり後、月齢3~12ヶ月が対象です。ただし月齢6ヶ月までに治療をおこなうことを推奨しています。月齢7ヶ月以上の場合、頭囲成長が緩やかになるため、治療期間が通常より長くなったり、治療目標に達さない場合があります。また推奨月齢は、正期産の月齢です。早産で生まれたお子さまの場合はご相談ください。
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ヘルメット治療は安全性のある治療ですか?
ヘルメット治療は、1998年にアメリカで医療機器として認められ、その後日本でも治療が開始されました。2018年には厚生労働省に医療機器として承認された、有効性と安全性が認められている治療法です。強い締め付けをおこなうものではないため、頭の成長が阻害されたり、脳に何らかの影響を与え、発達が遅れるという報告はありません。
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ヘルメットの装着時間はどのくらいですか?
目標装着時間は、1日23時間です。お風呂やヘルメットのお手入れで外す時以外は、可能な限りご装着ください。
アレルギー科
当院はアレルギーも専門としております。アレルギー性鼻炎・食物アレルギー・気管支喘息・アトピー性皮膚炎などアレルギー疾患全般を診察しております。舌下免疫療法や、食物負荷試験も行っておりますので、アレルギー症状にお困りのお子さんや気になる症状があればお気軽にご相談ください。
※各詳細ページは現在準備中です。
予防接種
初めての予防接種は、生後2カ月の誕生日から可能です。お母さんからもらった免疫は次第に減少していくため、さまざまな感染症からお子さんを守るためにワクチン接種はとても大切な手段です。
ワクチンで予防できる病気には、命に関わったり、後遺症が残ってしまったりする病気も少なくありません。年齢ごとに推奨されるワクチンを適切に打つことで、防げる病気をしっかりと防いでいきましょう。
当院では、すべての定期予防接種を計画的にスムーズ受けることができるよう、お子さま一人ひとりの個別ワクチンスケジュールを作成し、予防接種のスケジュールの管理を行なっております。
また、診療時間内であればいつでも受けていただけます。定期予防接種はWEBからご予約いただけますので、ぜひご活用ください。
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